「 第2学期終業式 校長あいさつ 」

 おはようございます。
 来年は「平成」から新たな年号に変わるということで、マスコミは何かに付けて「平成最後の○○」として報道しています。平成30年もあと10日あまり、年の瀬となり世の中も慌ただしさが増してきたように感じる頃となりました。
今年の流行語大賞2018の年間大賞は、「そだねー」
2月の開催された平昌オリンピックのカーリング女子団体代表チームが交わした言葉で話題になりました。チームが一丸となってすべてが良い方向に向かって結果が残せるようにできるかぎりネガティブな会話はしないようにしていたそうです。
また、12月12日に発表された今年の漢字は「災」でした。
地震・猛暑・台風(豪雨)などの自然災害があり、様々な地域に大きな爪跡を残しました。
「災」の字を使ったことわざに「災い転じて福となす」というのがあります。来年はそのような良い年になることを願いたいものです。皆さんも今年の一年を振り返って、どんな漢字一字で表せるのか友達同士や家族で話題にしてみてください。

 さて、今日で2学期が終わるわけですが、「学校だより・学年だより・各コースだより」に紹介されているように、まずは16回目の総合学習上演発表「サウンド・オブ・ミュージック」は、皆さん一人ひとりが与えられた役割に責任とやりがいをもって努力した結果、保護者や地域の方、本校を目指す中学生やその保護者などたくさんの方々からたくさんのお褒めの言葉をいただくことができました。
この学校行事は、良き思い出となったばかりでなく、皆さんを一回りも二回りも大きく成長させてくれたと思います。各自が申し込んだ「サウンド・・・」のDVDやブルーレイも手元に届きました。もう一度、振り返って自分自身の専攻や専門分野に関しての成長につなげてほしいと思います。
 また、音楽・バレエ・舞芸の各コンサートや幼教の保育に関する体験は、本校の特色や魅力がわかる素晴らしいものとすることができました。学校説明会や体験入学のために来校したたくさんの中学生も目を輝かせていたのが印象的でした。普段の授業やレッスンはもちろんのこと、本番に向けてお世話になった先生や関わってくださった多くの講師の先生方への感謝の気持ちもわすれないでほしいと思います。
このあと、部活動や学習面に関する表彰や紹介がありますが、ボランティア活動を含めよくがんばってくれたと感じています。
1,2年生は、3年生の良き伝統やリーダーシップを継承して、次年度さらなる成果を目指してほしいと思います。

 この二学期には様々な課題もありました。
今学期、SNSをはじめとするネット問題のこと、コミュニケーションがうまくとれず良い人間関係を構築できなかったこと、学習面の努力不足や専攻が伸び悩んだこと、体調管理や心身の健康管理がうまくいかず欠席・遅刻が多かったことなど
、様々な課題を感じた人もいたようです。
今日渡される通知表の所見欄には、担任の先生から丁寧な言葉が添えられています。
今年の冬休みは18日間ありますので、休み中にもう一度振り返り反省すべき点は、素直に受け止め、改善できるようにしましょう。専攻や専門分野に関するレッスンや練習、座学の教科などに関してうまくいかなった状況を分析し、自分自身の大きな夢の実現につなげてほしいと思います。
特に3年生は、進路や卒業公演に向けて残り少ない日々を充実させたものにできるように頑張ってください。
1,2年生は、15日(土)の進路ガイダンスを機に、早くから進路について考え、その目標に向かって突き進めるようにしてほしいと思います。
 年が明けると2019年。来年の干支は、亥年(イノシシ)。皆さんにとって飛躍の年となるように、新たな目標に向かって頑張りましょう。

 それでは、1月8日(火)始業式に全員が元気な顔で会えることを願って、二学期終業式のあいさつとします。