おはようございます。
 あと残すところ12日ほどで子年(ねどし)が終わりますが、本当に新型コロナ感染症に翻弄させられた一年でしたね。
 12月1日に発表された「新語・流行語大賞2020」は、小池都知事の「三密」が大賞を受賞しました。
また、12月12日(いいじ・いちじ)に日本漢字能力検定協会が発表した「今年の漢字」もやはり「密」の一字でした。
毎年、京都清水寺の舞台で森清範貫主(もりせいはんかんす)が大きな和紙に大きな筆で書いている姿がテレビ放映されているものです。選ばれた理由は、新型コロナウィルス感染症の世界的流行や、家族など大切な人との関係が密接になったこと、政界や芸能界で秘密が多かったことなどのようです。
森貫主は、「『密』には、親しむという意味が含まれている。物理的には離れているが、心はしっかりした繋がりをもっていきたい」と話されていました。
今、皆さんがよく知っている芸能人も今年一年を振り返って「漢字一字」でどんな一年だったか話しているシーンを見かけます。
 皆さんも今年の一年を振り返って、どんな漢字一字で表せるのか考えてみてください。

 さて、12月に入ってからもコロナの新規陽性者数が過去最高という発表が続いています。
一昨日は東京では822人という大幅に上回る数字と高止まりの状況が続いており、専門家から医療体制が逼迫(ひっぱく)しているとの指摘がありました。
小池都知事からは、この年末年始を感染拡大をストップさせるための特別な時期にしなければならないとして、「年末年始コロナ特別警報」を発出しました。
皆さんもこの冬休みは、コロナ対策をしっかりとするとともに不要不急の外出を避け、家庭内でできることを工夫するなどして家族で静かな年末年始を送ってください。
 各教科から宿題も出ていますが、皆さんの専攻や専門分野については家庭でできることを工夫して実践して
ください。
その際、フォーサイト手帳を活用して計画的に過ごすとともに長い2学期で疲れた心身のメンテナンスにも心がけてください。

 年が明けて2021年は丑年(うしどし)
この「丑」という字は、中国で生まれた漢字で、本来の意味は「からむ」という意味だそうです。
芽が種子の中で伸びることができない状態を表しているそうです。
十二支(干支(えと))では、これを覚えやすくするために「牛」の字が当てはめられています。
「牛」は古くから酪農や農業で人間を助けてくれる重要な生き物です。大変な農業を地道を最後まで手伝ってくれることから、「丑年」は「我慢(耐える)」や「発展の前ぶれ(芽が出る)」を表す年になると言われています。
まだ続きそうなコロナの蔓延でまだまだ耐え忍ぶ年になるかもしれませんが、コロナワクチンの完成も近づいてきています。一人ひとりが地道に突き進むことで新たな発展へと繋げる年にしていきましょう。

 最後に、本日の学活で渡される通知表の所見欄には、担任の先生からの短いですが丁寧な言葉が添えられています。
また、学校だより・学年だより・コース通信も配布されます。2学期を振り返る参考にしてください。
今年の冬休みは、12月20日から1月7日までの19日間あります。
特に12月26(土)~1月6日(水)は学園の閉鎖期間となり、先生方や事務局員も出勤しません。
例年よりも長い期間になっていますので、気をつけてください。

 それでは、1月8日(金)の三学期始業式に全員が元気な顔で会えることを願って、二学期終業式のあいさつとします。