「人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」
おはようございます。
蝉の声も少なくなり、朝夕秋の虫の音に変わってきたように感じます。しかし、まだまだ残暑が続きそうです。熱中症にかからないように水分補給を励行してください。
42日間の夏休みが終わり、今日から2学期が始まりました。夏休み中には、各コースや部活動、中学生の体験入学、ボランティア活動等、様々な取り組みがありました。個人的にも様々なコンクールやコンテストで入賞した人もいると報告を受けています。その様子については、来週発行予定の「学校だより9月号」でお知らせしたいと思います。また、本日は防災の日となっていますが、本校では7日(水)に避難訓練を行いますのでよろしくお願いします。
さて、1学期を振り返って「専攻実技に関するアンケート」を実施してもらったものを分析しました。その結果、3年生は、自分の進路に向けて専攻実技に関して目的がはっきりしているため、一週間の時間の使い方に工夫されている人が多いようです。しかしながら、2年生や1年生に関しては、専攻実技の時間の見直しが必要な人がいると感じました。近日中に今学期のシラバスが配布になりますが、各コースごと、専攻実技に関して毎日の練習時間が確保できるように曜日ごとの自分の生活を見直してみましょう。レッスンに向けて自分の表現や技能を高める日々の個人的な練習は不可欠です。コースによっては朝や放課後など学校にいる時間帯でも時間を探せば個人的な練習時間の確保ができるものもあるのではないでしょうか?自分の夢の実現に向けて、友だちやライバルと毎日必死に努力している姿がある、音がある、雰囲気があるそんな2学期にしてほしいと思います。そのためには、各自がレッスンの内容や指導されたことをまとめたり、日々の練習内容や時間・場所等を書き込むことのできるオリジナルのノートや手帳をつくり、文字にすると自分のやるべきことがはっきりしてくるのではないでしょうか? また、1学期を振り返っての「生徒の授業アンケート」に関しても集計結果や皆さんからの要望等を先生方に見ていただき、授業の工夫改善をお願いしました。特に、各教科ごと得意とする生徒への発展的な指導、不得意と感じている生徒への個別指導など工夫した授業を展開してもらうなど、「わかる・できる授業」を目指してくれると思います。専攻実技とともに一般教科の授業も大切にしてください。
さて、いよいよ本校の伝統となっている総合学習上演発表「サウンド・オブ・ミュージック」(10月15日(土))に向けての練習が本格化していきます。総合学習の時間を使って全校生徒全員の力を結集して創り上げるこの取り組みも今年で14年目を迎えます。演奏・演技・舞台の演出など歴代の先輩方以上の感動的な作品となるよう自分の役割に責任をもち、コースの同級生を超えて先輩や後輩とともに互いに励まし合いながら進めていってほしいと思います。
私は、10代の時に真剣に必死になって取り組んだ芸術や音楽は、専門家やプロになってもならなくても将来の自分の人生に役立つものになると確信しています。高校生は、自分なりの悩みを抱え、社会や世の中のことに疑問を感じることもあるかもしれません。しかし、今、目の前にあること、やるべきことに真剣に取り組むことはとても大切なことであると思います。事務所前の校長用掲示板に「9月のひと言」として「人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」ということばを掲示しました。私を含め、各コースの先生方や多くの講師の先生方も皆さんを応援しています。自分の大きな夢を持ち続け、専攻実技や学習に日々切磋琢磨し有意義な高校生活を送ってください。
最後に、4月当初、皆さんが学生会館を使用できるようにしたいと話しました。ある程度の条件が整いました。現在は、保育園が9月初旬は、園児がプール使用するということなので、中旬以降使用できる時間やルールを示し使用できるようにします。生徒の皆さんが有意義な使用ができるようにアンケートも採りたいと思います。もうしばらく待ってください。
以上で2学始業式「校長あいさつ」とします。