「ターニングポイント」
おはようございます。
本日の全校朝礼も三密を避けるために放送で行います。
5月25日にコロナの緊急事態宣言が解除となり6月1日から授業再開となりました。
3日間のオリエンテーションの後、段階的に授業再開してきましたが、今週から通常授業となっています。2ヶ月近くにも渡る臨時休校が続きましたが、「不要不急の外出の自粛(ステイホーム)」が強いられていたため、まだまだ心身ともに通常の学校生活に慣れるのに時間がかかっている人もいるのではないでしょうか?コロナ対策をしながらではありますが、新たな生活習慣に徐々に慣れるよう努力してください。
現在、私は入学式を行うことができなかった新1年生に対して、あらためて大きな夢を語ってもらうため一人5分程度の面談を行っています。音楽コースの人の中には、将来歌手になって舞台に立ちたい、幼児教育コースの生徒の中には、保育士や幼稚園の先生になって小さな子どもたちの面倒をみたい、バレエコースの生徒は、バレエ団に入ってプロのダンサーになって世界で活躍したい、舞台芸術コースの生徒の中には、宝塚や劇団四季に入団して華やかな舞台に立ちたいなど、多くの生徒が夢を語ってくれています。是非とも日音で過ごす一日一日を大切にして「知性と芸術の融合」を目標として頑張ってほしいと思います。2,3年生もすでにそれぞれの大きな夢に向かって一歩ずつ着実に近づいてきていると思います。まだまだ、コロナ対応の様々な制限が続きますが、気持ちをしっかりもって大きな夢を諦めずに頑張ってください。
さて、今日は、「ターニングポイント」という話をしたいと思います。
ターニングポイントとは、あまり普段の会話では聞きなれない言葉ですが、直訳すると「転換点」という意味になります。「分岐点」や「転機」という言葉にも置き換えることができます。自分の人生における分岐点や転機について考えてみましょう。
中学生までは義務教育で誰もが同じような生活を送ってきたと思いますが、そんな中、皆さんは何かのきっかけがあったり、人と出会って、音楽を始めた・保育士幼稚園の先生になりたい・バレエを始めた・ダンスを始めたのではないでしょうか?そのきっかけや出会いがターニングポイントかもしれません。また、日音に入学したことそのものがターニングポイントになるかもしれませんね。
ターニングポイントは、人の人生にとって重要な転機ですから、当然その前後によって、その人の考え方や行動は変わると思います。
では、どのような瞬間がターニングポイントとして考えられるでしょうか。
一つは、「重要な決断を迫られたとき」。
もう一つは、「些細な出来事から物事の見方が変わったとき」だそうです。
そして、人生のターニングポイントとなり得るには、
①成長過程に起こった成功体験、
②価値観を変えるキッカケになったこと、
③困難な問題を解決した経験、の3つがあるそうです。
皆さんには、これからもたくさんのターニングポイントがあると思います。大きな夢の実現に向けてたくさんの出来事を経験し、たくさんの人との出会いを大切にしてください。
では、これから、生徒会選挙の演説があります。
こちらも三浦記念ホールで録画したものを各教室で見てもらって投票してもらいます。会計立候補者2名や応援者の話をよく聞いて投票してください。
以上で、校長講話を終わります。
※(参考)ターニングポイント:吉川 智也氏[ソーシャルリクルーティング]