「 オノマトペ? 」

 おはようございます。
まずは、30日(日)から1日(月)にかけて大型台風24号が、日本列島全域を縦断するとの天気予報が出ています。幸いなことに1日(日)は本校の開校記念日でお休みですが、被害に遭わないためにも不要な外出はしないようにしましょう。

 さて、先週20日(木)の午後、幼児教育コースの全生徒が担任の先生方とともに併設校である有明教育芸術短大との交流会に行ってました。短大の説明会終了後、二人の教授から「音楽表現」と「造形表現」の模擬授業をしていただきました。「音楽表現」の中で、小さな子どもたちと遊ぶ際には「オノマトペ」は簡単でわかりやすいので活用してみようという活動を行いました。
今日は、皆さんも普段から何気ない会話の中にも使っているこの「オノマトペ」についてお話をしてみたいと思います。

 『オノマトペ』とは、
   ギリシャ語の「onomatopoiia(オノマトピア)」を語源とするフランス語と言われています。
   日本語でいうと擬音語(ギオンゴ)や擬態語(ギタイゴ)と呼ばれています。
   参考:「知識のキャンパス」より

 擬音語とは、実際に人が耳にする音を言語表現したもの
   例:(犬)ワンワン・(ベル)リンリン・(豚)ブーブー
 擬態語とは、実際には音はしないけれどその状態を音で表した言葉
   例:星「キラキラ」光る・「ぽかぽか」した布団で寝る

 日本語は他の外国語に比べるとこの「オノマトペ」を非常に多く使用する言語と言われています。
なぜ、日本語は「オノマトペ」を多様するのかというと動作を表す動詞がすくないのではと言われています。
例えば、下記のように英語では、「笑う」という言葉では5つもの単語がありますが、日本語では「笑う」とか「微笑む(ほほえむ)」などに限られてしまうからのようです。

英 語 日本語の意味(ニュアンス)
 laugh(ラフ)  声を出して笑う
 smile(スマイル)  微笑む
 chuckle(チャックル)  クスクス笑う
 giggle(ギグル)  ニコッと笑う
 simper(シンパー)  ニヤニヤ笑う

 このように、大人も子どもの普段から何気なく使っている「オノマトペ」。
これからもその雰囲気を表す新しい「オノマトペ」ができるかも知れませんね。
皆さんも挑戦してみてください。

 最後に、今年で16年目、総合学習上演発表ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」、
10月14日(土)の公演まであと2週間
となりました。
この後リハーサルとなりますので、「オノマトペ」を使って私の思いを表現してみたいと思います。・・・

 『今日は、この後場面場面のリハーサルとなります。
皆さん一人ひとりが、自分の役目を理解し、先生方の指示にしたがって「テキパキ」と行動するとともに「キラキラ」とした真剣な眼差しで取り組んでください。当日は、ホールがお客様で「ギューギュー」の満員となるくらい来てくださるよう皆さんもチラシやポスターでコマーシャルしてください。本番の楽しい場面ではお客様の「ニコニコ」した笑顔が・・・そして「ハラハラ」「ドキドキ」「ワクワク」する場面とともに話が進み、最後の全員合唱「すべての山に登れ」では、感動してお客様の目頭が「ジーン」と熱くなり、涙が「ツー」と頬を伝って流れるような「サウンド・オブ・ミュージック」にしてほしいと思います。期待しています。』