「 試 練 」

 おはようございます。
東京ではハローウィンの前日となる10月30日「木枯らし1号」が吹き、秋も深まりを感じる頃となりました。
さて、今朝は、ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の練習や本番があったため、一ヶ月ぶりの全校朝礼ですね。

 昨日は、「第64回東京都高等学校舞踊研究発表大会」が国立オリンピック記念青少年総合センターのホールで開催され、本校のダンス部2チームが出場しました。
私も応援に行きましたが、午前・午後の2チームとも一人ひとりが精一杯の表現と技能で存在感を示しながら題に合った構成の中に溶け込んでいてクオリティーの高い作品に仕上がっていたと感じました。
結果は、残念ながら入賞には至らなかったようですが、入賞した学校とも僅差であったと思います。
11月23日には、浜松町のメルパルクホールで開催される「全国中学高等学校ダンスコンクール」にも出場するとのことですが、個々のクオリティーと全体の構成力を高めて臨んでほしいと思います。
部長・副部長を中心に頑張ってください。

 さて、今日は「試練」についてお話をしたいと思います。
 スポーツの世界や人生を語る上でよく使われる言葉ですが、皆さんのように舞台や人前で演じる人にもこの試練は付きものであると思います。
「試練」とは、「辛く困難なこと」や「立ちはだかる壁」などを意味します。「試練を乗り越える」とか「試練に立ち向かう」というように使います。
今の皆さんにとっては、舞台での本番やコンクールやコンテスト、3年生にとっての入試などもその「試練」のひとつかもしれません。その「試練」を乗り越えるためには、たゆまぬ日頃の練習や勉強は必要ですが、「どんな結果を目指したいのか?今の自分に必要なことは何か?自分は具体的に何をすればよいのか?」と考え、意志を強くもつことも大切です。時には、自分が迷ったりわからなくなってしまったりしたときには、一人で悩んでいてもなかなか解決しないことがありますが、先生や友人、第三者へ相談して話すことによって方向性が見いだせるかもしれません。この先、皆さんの人生には様々な試練があると思いますが、諦めず、逃げず、勇気と信念をもって前向きに突き進んでほしいと思います。

 実業家の福島正伸氏の言葉に、
 『 試練が大きいほど 自分を成長させることができる
     苦労なくして充実なし 苦労なくして生きがいなし
                  (事務所横の校長掲示板に掲示)

 最後に、生徒会が中心となって今週から5週にわたり、
基本的な生活習慣「あじみこしの強化週間」を実施しています。
今週は「あ(あいさつ)」でした。
日音に関係する人はもちろんのこと、幼稚園・保育園の保護者の方や様々な用事で来校される方に対して、自ら先に明るいあいさつができるようにしましょう。
来週は「じ(時間)」となりますが、授業開始チャイムであいさつができるように、校歌の予鈴チャイムをもう1分早めました。常に予鈴チャイムで行動する習慣を心がけましょう。

 以上で私のお話を終わります。