「 今年ならではの力の結集 」

 おはようございます。
 コロナの影響で6月開催の日音祭が9月に延期となり、コロナ感染防止で様々な三密を避ける取り組みを、特にソーシャルディスタンスを確保するために座席の列や隣同士を空けるなどの制限を設けて開催しました。
先週5日(土)の「日音祭」のゲネプロでは在校生のほぼすべての保護者の方に、6日(日)本番には中学生とその保護者総勢249名(中学生内数のべ129名)の方々に各コースごとの舞台発表を鑑賞としていただくことができました。
 4月当初から出された緊急事態宣言が5月後半には解除され、6月から段階的な授業再開となり少しずつ日音祭の取り組みが始まりました。
例年より少ない授業時間やレッスンなどでの取り組みでしたが、音楽・幼児教育・バレエ・舞台芸術の各コースや部活動等、生徒一人ひとりが真剣に取り組み、感動的で素晴らしいパフォーマンスを発表することができたと思います。
その成果は、発表ごとの観客からの惜しみない拍手に
表れていました。
終演後、来場された方に書いていただいたアンケートにも「時間のない中でのパフォーマンスとは思えない出来栄え」とたくさんの高評価をいただくことができました。

 さて、1ヶ月後の10月11日(日)には、音楽界・演劇界・芸能界・教育界などで活躍するたくさんの卒業生(OG)を輩出している18回目となる総合学習上演発表「サウンド・オブ・ミュージック」の公演があります。
こちらも様々なコロナ対策をしながらの公演となりますので観客を制限させていただくことになりました。
出演する側も三密を避ける演出とするために例年のような大勢が一堂に会する場面、特にエンディングの全員合唱「すべての山に登れ」などは残念ながら変更することとなります。
したがって今年度は演奏会形式のガラコンサートとなります。すなわち、演技、演奏や合唱を各場面を各コースごとに割り振って物語を繋ぐ形式で進めていきます。いつも私が朝礼講話でお話をしているように日音での舞台発表は、各コースの授業やレッスンで成長した姿を見せることのできる集大成です。
特に「サウンド・オブ・ミュージック」の公演のようなパフォーマンスは、日本全国の高校の中でも日音でしかできないものと確信しています。
こちらも日音祭のパフォーマンス同様、皆さん一人ひとりが与えられた役者や演奏・合唱、そして照明・音響・大道具などの裏方など、その立場に責任をもち、「今年ならではの力の結集」で先生方のご指導のもと感動的なステージとなるよう取り組んでください。
その取り組みの中で一期一会の仲間や友と共に切磋琢磨した努力は、一人ひとりの大きな夢を叶える力になるとともにかけがえのない思い出となることでしょう。
皆さん頑張ってください。期待しています。

 最後に今日は久しぶりのコース集会があります。
日音では、学年ごとの繋がりとともに音楽・幼児教育・バレエ・舞台芸術の4コースごとの縦の繋がりを大切にしています。
この放送による全校朝礼が終わった後、各場所に分かれてのコース集会となります。コース長の先生の指示にしたがって有意義なコース集会としてください。
私は、本日幼児教育コースで私の思いをお話します。よろしくお願いいたします。

 以上で、校長講話を終わります。