「 感涙 」

 おはようございます。

 42日間の夏休みが終わり、今日から2学期が始まりました。
皆さんの元気そうな顔を見られて校長としても嬉しく思います。
まだまだ残暑の厳しい日が続いていますが、季節は確実に進んで蝉の声も少なくなり、朝夕は秋の虫の音に変わってきました。しかしながら、長期予報ではまだまだ残暑が続きそうです。学校内でも熱中症にかからないように水分補給を、またノロウィルスに感染しないように手洗い・うがいを励行してください。

 昨日の教員会で、黒田先生から産休前の最後のあいさつがありました。
「元気な赤ちゃんを産みたいと思います。復帰するまでいろいろとご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。」と話されました。
それに伴い本日から全校登校日に紹介した多田先生が2舞の担任となります。
また、本日の「知性と芸術の融合」の舞台芸術を藤田先生の授業が、
来週火曜日には家庭科の吉岡先生の授業が始まります。
先生方に迷惑をかけないように、そして早く新たな先生方の授業に慣れてほしいと思います。
特に、藤田先生には、舞台芸術コンサートや卒業公演「100万回生きたねこ」の練習のお手伝いも担当していただくことになりましたのでよろしくお願いいたします。

 さて、1学期終業式前日の全校朝礼では「感性を磨く」というお話をしました。
そのためには、知らない土地に行く・知らない文化に触れる・本を読む・芸術作品を観る・たくさんの人と知らない価値観に触れるという5つの方法があることを話しましたが、この夏休み中に皆さん一人ひとりが少しでも感性を磨く体験することができたでしょうか?

 今日は、その話の続きとして「感涙(かんるい)」というお話をしたいと思います。
感涙(かんるい)とは?
「深く感じて流す涙」「感激・感謝のあまり流す涙」のことをいいます。

 自分の言いたいことがまだ言葉で伝えられない赤ちゃんはで泣くことによって母親に伝えます。
保育園・幼稚園の園児は、気に入らないことがあるとだだをこねて泣きます。
だんだん年を重ねてくるといろいろな種類の涙を流すことに繋がっていきます。
嬉しいとき、感動したとき、悲しいとき、怖いとき、悲しいとき、痛いとき、悔しいとき等々、感情が高ぶったときに涙は流れます。
例えば、舞台のパフォーマンスや映画を観ては泣き、本を読んでは涙する。音楽を聴きながらその言葉の意味に泣き、それを聴いていた頃を思い出して泣く。急に目頭が熱くなって鼻の奥がツーンとしてきてじわじわと溜まりほろっと涙が零れる。隠しきれない何かが溢れる瞬間。この「感涙(かんるい)にむせぶ」ことができるこの瞬間が多いということはある意味、様々なことに感動する心が育っている証拠かもしれません。
そしてこのことに気づいたときはある幸福感を感じるかもしれません。
私は、皆さん一人ひとりが感性を高めるためには「感涙」を経験することが不可欠だと思います。
前回にも言いましたが、人を感動させるパフォーマンスをすることの多い皆さんには特に考えてほしいことの一つです。

 来週8日(土)には、中学生を対象とした第2回学校説明会&バレエコンサートがあります。
実際に舞台で踊るバレエコースの生徒は、来場した人たちの心を揺さぶるようなパフォーマンスを繰り広げてほしいと思います。
また、今年で16年目となる総合学習上演発表「サウンド・オブ・ミュージック」(10月14日(日))に向けての練習が本格化していきます。総合学習の時間を使って全校生徒全員の力を結集して創り上げる取り組みです。演技・演奏・舞台の演出など歴代の先輩方以上の感動的な作品となるよう自分の役割に責任をもち、コースや同級生の枠を超えて互いに励まし合いながら進めていってほしいと思います。今年もさらなる進化を期待しています。

 今年度も「フォーサイト」を活用してもらっています。
レッスンに向けての練習計画や実習に向けての諸準備、受検や定期考査そして進路に向けての計画的な学習など、自分自身の力で計画・実施・改善がうまくなった生徒が増えてきたように思います。近日中に2学期のシラバスが配布になりますが、各コースごと、専攻実技や実習に関して毎日の練習時間が確保できるように曜日ごとの自分の生活を見直してみましょう。レッスンや実習に向けて自分の表現や技能を高める日々の個人的な練習は不可欠です。朝や放課後など学校にいる時間帯でも時間を探せば個人的な練習時間の確保ができるものもあるのではないでしょうか?
また、座学の授業も集中して受けられるように、各クラスごとの学習に対する雰囲気を高めていってほしいと思います。
自分の大きな夢の実現に向けて、専攻も座学も仲間と共に毎日必死に努力している姿がある、
そんな2学期にしてください。

 最後に、本日は「防災の日」です。
この後、避難訓練を実施します。学校内での避難について人命を第一に危機意識を高くもって訓練に参加してください。また、私立の避難校ネットワーク、自分の身は自分で守ること、家族との連絡方法なども確認してください。

以上、2学期始業式「校長あいさつ」とします。