「やって やる!」

 新年、あけましておめでとうございます。
 三学期初日の始業式で皆さんの元気な姿を見ることができて大変うれしく思います。

 さて、二学期の終業式では、『2017年。来年の干支は、酉(とり)。酉の由来には、 「果実が極限まで熟した状態」そこから「物事が頂点まで極まった状態」が酉年といわれ ています。皆さんのコースごとの専門分野や専攻で結果や成果が得られる年となるよう、 新たな目標に向かって頑張りましょう。』というお話をしました。

 先週、お正月なので初笑いもいいかなと思い、上野の寄席に行ってきました。ある落語 家の話のマクラ(本題に入る前の話)に、おもしろい「酉年」の話があったので皆さんに 紹介したいと思います。
 十二支でいうと、酉(トリ)は、申(サル)と戌(イヌ)の間に挟まれています。サル とイヌは「犬猿の仲」といっていつも喧嘩ばかりしています。その間をうまく「とりもつ」 のが酉(トリ)なのだそうです。
 この説をもとにできた話が「桃太郎」。桃太郎が、サル(猿)・トリ(雉子)・イヌ(犬) き じ を従えて、鬼ヶ島に鬼退治にいくという話です。十二支は方位も表しますが、真逆の方向 に、角の生えている丑(ウシ)、黄色と黒の縞模様の寅(トラ)があります。すなわち、 鬼門とされている鬼の住む丑寅(ウシ・トラ)の方角にある鬼ヶ島に鬼退治にいきますが、 その道中も犬と猿の仲を賢い雉子が「とりもつ」役だったようです。
 酉年は、縁起の良いものを「とりこむ」だけでなく、人と人との間を「とりもつ」とい ったバランス感覚も必要ではないでしょうか?

 また、事務所横の校長掲示板に「一月のひと言」を貼っておきました。
 それは、「本当に実現したいこと、手に入れたいことは それはさも現実化しているよ うにイメージせよ そして、それがさも現実化していることが当然のように考え、振る舞 えばいい 後は現実が追いついてくるから」という言葉です。
 例えば、実際に幼稚園の先生となって毎日園児と楽しく過ごしている自分。演奏家とな って大きなホールでリサイタルをしている自分。ミュージカルスターとなって大きな舞台 でスポットライトを浴びながら歌い演技している自分。プリマドンナとなって華やかな舞 台でたくさんの観衆の前で踊っている自分。
 そんな自分を思い浮かべることができて、毎日休まず一歩ずつ着実に努力して、たとえ 失敗してもめげずに前に進むことができれば、本当に夢が目標になり、そして現実となり ます。様々な分野で成功した人たちは、物事をポジティブに考え、常に実現した自分をイ メージして振る舞っています。逆にいつもネガティブに考えてしまい、どうせ夢見たって できっこないと思えばそれまでです。

 私は、大学時代は声楽専攻でしたが、小さい頃からフルートもやっていました。この歳 になっても、もっとうまくなって大きなステージに立って演奏したいという夢をもってい ます。そんなことが現実になった自分をイメージして、今年はどんなことがあっても必ず 朝練をしようと元旦に決めました。皆さんも夜更かしをやめて、早起きして毎朝の時間を 有効に使ってみてください。短い時間の朝練習でも積もり積もれば大きな力となっていく と思います。

 『 やって やる! 』という意気込みで

 皆さんも不安を取り(トリ)除き、成長を取り(トリ)込むことができるように自分を 信じて、今年一年頑張ってください。学年やコースの先生方や講師の先生方も君たちの頑 張りに対してサポートしてくれます。

 最後に、三学期は1月(行く)・2月(逃げる)・3月(去る)といって「あっ」とい う間に過ぎてしまいます。3年生は卒業後のことを考えて今を大切にするとともに、2・ 1年生は、進級した後のことを考えて有意義な3学期を過ごしてほしいと思います。 以上、私の年頭のあいさつとします。