「限界値を上げる」

おはようございます。 連休も終わり、1月半が過ぎましたが、1年生も徐々に日音の学校生活に慣れてきた頃ではないでしょうか?本校の大きな学校行事である「日音祭」の今年のスローガン
「青春色バルーン”行こう!!未来へ”」
と決まり、各ステージ発表や展示・模擬店の準備に動き始めています。一人ひとりの生徒が、自分の役割を自覚し、担当の先生方とともに伝統と歴史ある日音祭を盛り上げてほしいと思います。

 さて、今週火曜日に実施した芸術鑑賞教室「シルク・ド・ソレイユ『トーテム』」ですが、一つひとつの素晴らしいパフォーマンスや息もつかせぬ完璧な演出・構成に、会場にいるすべての人たちが魅了され、感動的なひとときを過ごすことができました。スポットの当たるステージで様々な演技をする様子、裏方の一員としてパフォーマンスを盛り上げる重要な役目を果たすスタッフの人たちの様子などを見たことは、ただ感動するばかりではなく日音生としても勉強になったことも多かったのではないでしょうか?

 それでは、今日のお話の題は「限界値を上げる」です。  今から4年前に全日本音楽教育研究会研究大会で北海道旭川に行ったときのお話です。 研究大会の最初に旭川の会場校の中学生全員が、心のこもったウエルカムコンサート(歓迎の合唱)で来校した全国からいらした先生方を迎えてくれました。司会も指揮も伴奏もすべての会の進行を生徒が務め、その合唱の完成度も高く感動的なものでした。そのとき、指揮をしていた2年生の女子生徒が、作曲家の先生が合唱指導してくれた時に言われた言葉を紹介してくれました。
「練習は、自分の限界値を上げるためにある」
 この言葉は、「人を感動させるためには、今の自分に満足することなくみんなで自分の限界に挑戦し続けよう」という意味で、そのことをみんなが理解して良いものにしようと日々頑張ってきたと話してくれました。常に、自分の限界に挑戦すること、自分の限界に挑戦して最高のものを目指すことは、より高い芸術性を求め続ける皆さんにとってとても大切なことだと思います。是非ともこの「練習は、自分の限界値を上げるためにある」という言葉を覚えておいてください。

 『トーテム』で出演した人たちもはじめから一流のパフォーマーであった訳ではありませんし、生まれ持った素質や才能だけで一流になった訳でもありません。どんな人でも「若手」とか「未熟」と言われた時代があります。そして、一流と呼ばれる人たちは、生まれてからずっと一流なのではなく、一流になるべく日々自分を磨いてきたのだと思います。

 まずは、皆さん一人ひとりが6月19日の「日音祭」に向け、自分の限界値を上げていってください。こういった努力を積み重ねることは、皆さんのもつ大きな夢の実現に役立つものと確信しています。がんばってください。私も心より応援しています。