「ここ一番」:(パート2)

 おはようございます。
 先週の日音祭は、約1000名と大変多くのお客様をお迎えして、昨年以上に盛大に開催することができました。特にステージやイベントでは、たくさんのすばらしい感動とふれ合いがあったと思います。今後発行される学校だよりや学年だより、各コースだよりにも書かれると思いますが、是非とも一人ひとりの専門や専攻にこの体験を活かして、更なる表現と技能の向上に向けて努力してほしいと思います。
 さて、人前で表現する機会の多い皆さんに、今日は昨年度に引き続き「ここ一番」というお話をしたいと思います。

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「ここ一番」とは、
  今が良くても悪くても、今後に大きく影響を及ぼす重大な場面だということ。
   例)「ここ一番で踏ん張る」とか「ここ一番の大勝負」という風に使います。
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 そんな「ここ一番」の場面に出くわした時に、私は二通りの人がいると思います。
一つは、そんなときに自分の能力を最大限に出せる人、もう一つは、ここ一番というときに限って能力を発揮できない人です。
私はこの違いはいったいどこにあるんだろうと考えてみました。
 「ここ一番」という場面では、はじめから十分な準備や練習をしていなければ、その能力を発揮することはできません。逆に、自分は本当に頑張って一生懸命に練習に取り組んだのに、「ここ一番」の場面でうまくいかないのは、「駄目かもしれない、また失敗するかもしれない、失敗したらどうしよう」といった気持ちが働いているのかもしれません。
 だから、ここ一番の大勝負にでるときは、自分に対して自信を持つことが大切です。日頃からの毎日の練習あるのみ。「自分はできる、ここまで頑張ったのだからできないはずがない」とか「もうどうにでもなれ。こんなに頑張ったのだから悔いはない。あとはなるようになれ」という開き直る気持ちも大事
だと思います。私は、ここ一番の場面にはできるだけこう考えるようにしています。
 では、ここ一番の時に力を発揮できるようになるためにはどうしたらいいのでしょう。私は、大学生のときに、そのことをプロの演奏家になった先輩から教えてもらったことがあります。それは、「失敗してもめげずにがんばろうとすること」「うまくいっても人に自慢ばかりしない謙虚な姿勢を持つこと」「上には上があると思い頑張り続けること」が大切なんだよと教えてもらいました。
 皆さんは音楽・バレエ・舞芸の各コースの舞台の発表や幼教の保育実習、また部活動や個人でエントリーするコンクールやコンテストとこれから「ここ一番」という場面がたくさんあります。また、3年生にとっては卒業後の進路を決める面接や試験など、「ここ一番」の場面が控えています。皆さんも「ここ一番」の場面で自分の力が十分に発揮できるよう、不可能なことは何もない、やればできるという自信を持って日頃からの練習や勉強に励んでほしいと思います。
来週からの期末考査や実技試験も控えています。頑張ってください。期待しています。
 最後に、皆さんの先輩である実習生の2人が本日をもって3週間の教育実習を終了します。
教えてもらう学生の立場から教える教師の立場になって本当に大変なこともあったと思いますが、先生方の指導や生徒の皆さんの協力もあって無事終了することができました。生徒思いの指導力のある素晴しい先生になれるように応援してあげたいと思います。
皆さん、全員で大きな拍手を送りましょう。

 以上で校長朝礼講話を終わります。