「 感動のステージ 」

 おはようございます。
15日(火)に実施した今年度の芸術鑑賞教室は、
東京宝塚劇場で宙組公演のミュージカル・オリエント『天は赤い河のほとり』と
ロマンチック・レビュー『シトラスの風』-Sunrise-を鑑賞
しました。
どちらのステージも絢爛豪華でとても感動的な作品であり、すばらしいパフォーマンスでしたね。
宝塚の公演を観るのが初めてという生徒もいたと思いますが、今回は特に本校出身の男役「穂稀せりさん」と娘役「花宮沙羅さん」のお二人も出演されていたので、一つひとつのシーンを興味深く観ることができたことでしょう。
 あらためて考えてみると、お客様から高いチケットを買っていただき、あのような華やかな感動のステージをつくるためには、役者たちの日頃の厳しいレッスン、常に緊張感と高いモチベーションをもつこと、公演中の役者としての心身の健康管理することなど、プロとしての誇りと責任が大切であると思います。
 また、この公演を行うにあたり、ステージ上の役者たちを引き立たせるための演出としての舞台照明・音響・大道具・オーケストラピットの指揮者やプレイヤーの人たち、チケット販売や入場係の人たち、注意を呼びかける会場係の人たち、そして、すべてを総括する支配人をはじめとするスタッフの人たちなど、この公演をたくさんのお客様全員に気持ちよく楽しんでいただくために、たくさんの方々が協力し合いながら関わっていたことにも注目することができました。  今回の公演は、本校の音楽コース・バレエコース・舞台芸術コース・幼児教育コースに所属する皆さんにとって、とても勉強になったことと思います。
 今月14日(月)には、今年で16年目となる総合学習上演発表ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の役者オーディションが行われ、ほぼ役者が決まりました。これからも各場面のキャスト・ダンス・演奏・舞台照明・大道具などの担当が決まり、計画的に準備が進められることと思います。舞台で表現する人としてや幼児の教育者としての大きな夢をもつ皆さんです。今回のプロの公演で学んだことである一人ひとりが各自の役割に誇りと責任をもって、例年以上に更に進化したサウンド・オブ・ミュージックにしてほしいと思います。

 話は変わりますが、先日、ある映画の論評をみつけました。
それは、昨年夏に公開されたアニメーション映画『フェリシーと夢のトウシューズ』の論評でした。
土屋太鳳さんが吹き替えをしていましたが、この映画を観た人もいるかもしれませんね。
 あらすじは、19世紀フランス、ブルターニュ地方の孤児院で暮らす女の子フェリシーがバレリーナになることを夢見て様々な事件に巻き込まれますが、パリのオペラ座バレエ学校入学を果たして、次々と幸運を引き寄せてゆく・・・というものです。
皆さんにとってとても役立つような部分がたくさんあったので、論評の一部を紹介します。

 ~~この物語のメッセージには熱い思いがあふれている。どんな環境にいようとも夢を諦めないこと。情熱は道を切り開き、自身の輝きを信じ抜くならその輝きにふさわしいものを手に入れられること。彼女が何を持っていなくても、夢だけはいつもそばにいた。夢は彼女そのもので、どんなやり方であろうと世界へ飛び出していった。くじけそうでも、諦めそうなときも、彼女が自分の輝きを表現したとき、味方や協力者があらわれ、思いがけないドラマを巻き起こして才能にふさわしい舞台を手に入れてゆく。きっと映画だけのストーリーなんかじゃなく、世界中に多くのこのような奇跡が起こっているのだろう。世界的に有名なスターや偉人が、必ずしも恵まれた境遇ではなかったというエピソードやサクセスストーリーは世にあふれている。いま夢を持っている人、夢を思い出したい人、これから夢を見つけたい人にはきっと響くメッセージが詰まっている。夢を叶えるのは決して簡単ではなく、たやすく与えられるものでもない。たゆまぬ努力を重ね、情熱を表現して、人の心を動かしながら掴み取る。そんなフェリシーの姿に胸が熱くなることだろう。大きな夢を持つことを勇気づけられるような感動作だった。~~

 興味をもった人は、是非ともDVD等を借りて観てみてください。
 このように、コンサートや映画など、感動のステージを観ることが、自分の専攻・専門の技術や表現の上達に大きな影響があるのはいうまでもありません。お小遣いをためて、是非たくさんの感動のステージを観てください。

 最後に、終演後、東京宝塚歌劇場の支配人の方と名刺交換をした際、今回の公演を日音の生徒に観ていただいたお礼とともに今回出演された先輩に続くように後輩の皆さんも宝塚で活躍するようなってほしいとのお言葉もいただいたことを付け加えておきます。

※レビュー(〈フランス語〉・〈英語〉revue)とは?
歌・踊り・寸劇などを組み合わせた舞台芸能。
華麗な装置・衣装や群舞、スピーディーな場面転換などを特色とする娯楽的な要素の強いショー形式のもの。
19世紀末から20世紀にかけて各国に流行し、日本では昭和初期に少女歌劇団が演じて発展した。