「 正しく恐れる 」

 おはようございます。
立春が過ぎ、暦の上では春となりましたが、まだまだ厳しい寒さが続いています。

 さて、皆さんもこのところ毎日マスコミから流れてくる新型コロナウィルスのニュースなどをテレビやネットで目にしていると思います。
 中国武漢から発生したこの新型コロナウィルスは、現在、人から人へと伝染して世界各地へと広まっています。そしてまだまだ終息には向かっていません。
特に、横浜港に停泊しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」では、検査が終了する度に感染者数が増えているとの報道がなされ、感染者は関東近県の病院に搬送されたり、乗船者は14日間は下船させないなどの処置がとられています。
また、マスクを買い占めネット上で高く売りつける者が出てきたり、中国人だけでなくアジア系の人たちへの偏見や人種差別なども発生して世界的な大きな社会問題にも発展しています。
さらには、関係者の小学生などの子どもたちがいじめにあい学校に行けなくなっている状況まで起きています。
 政府もその対応に追われていますが、SNSなどのネット上では、「東京オリンピック・パラリンピックが中止されるのでは・・・」「空港で発熱症状の旅行者が検疫検査を振り切って逃亡?」「ニンニク・アロマ・唐辛子などが感染予防に効果がある・・・」「新型コロナウィルスは意図的に作られたとの陰謀論・・・」などの根拠のないデマやフェイクニュースが流れています。

   では、私たちは、どうしたらいいのか?
それは「正しく恐れる」ことが必要だということです。
この言葉は、明治中期から昭和初期の物理学・地震学の権威で随筆家としても知られた寺田寅彦(1878年~1935年)の言葉です。
「災害や原発リスクについてより深い知識を得、状況を理解して対応する」という意味で引用されます。
「正しく恐れる」は、「ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしい」から来ています。
デマやフェイクニュースに惑わされないで、まずは、厚生労働省「新型コロナウィルスについてQ&A」や公的機関などから発信される正確で有用な情報などを入手しましょう。

 本校の二月の保健だよりには、風邪やインフルエンザも含め「飛沫感染」や「接触感染」による予防のための「手洗い」「うがい」「咳エチケット」のことが詳しく書かれています。
また、様々な厚生労働省など公的機関からの情報も掲載されています。
「正しく恐れる」ことを励行して、皆さん自らが偏見をもったりや人種差別をしたり、いじめに繋がるような行動を取ったりしないようにしましょう。

 最後に、3年生は卒業考査や実技試験が昨日で終了して、卒業公演に向けての練習や卒業式に向けての諸準備に取り組んで有終の美を飾ることができるようにしてください。
卒業公演のチラシやポスターなど出身中学校やレッスン場所に掲示などお願いできる人がいましたら担任の先生に申し出てください。
2年生は、ハワイ修学旅行に向けての事務的な手続きや「ホノルルフェスティバル」のステージ発表の練習も本格化してきました。
全員が楽しく思い出に残る修学旅行となるように頑張ってください。
1年生は、一年間の総括をして先輩として新入生を迎えられるような心構えをもちましょう。

そして、本日2時間目から来週月曜日に行われる一般入試の諸準備があります。
それぞれの使用教室などの清掃活動をしっかり行い、受験生を迎えるための準備をお願いします。

 以上で私のお話を終わります。