「 名歌手のことば 」

 おはようございます。
久しぶりの全校朝礼ですね。11月に入ってからも暖秋と言われていましたが、ここ数日間は、夕方から冷たい北風が吹き、寒さが本格化する兆しが見えてきました。今朝も10℃に届かない気温で、私もついにコートを出しました。皆さんも急な気温の変化に対応できるように十分留意してください。

 まずは、10月13日(日)に予定されていた本校の総合学習上演発表「サウンド・オブ・ミュージック」の公演が台風19号の影響で19日(土)に延期となりました。
延期により心配していた観客数ですが、午前の部も午後の部もほぼ満席となり、女子中学生を含むたくさんの方々が鑑賞して大きな拍手とご声援をいただくことができました。
今回で17年目となる伝統あるサウンド・オブ・ミュージックですが、演出や音楽など今年ならではの特色あるステージであったと思います。日頃の授業やレッスンの集大成としての発表ができましたが、これからの皆さん一人ひとりの「技術や表現」のさらなる成長が楽しみです。
本日、生徒会担当から新聞「たたみダッシュ」=サウンドの特集号=が配布されます。役者一人ひとりが、各場面の写真とともにひと言ずつ感想を述べてくれています。是非、読んでください。

 さて、今日は「名歌手のことば」という題でお話したいと思います。
一昨日の5校時に音楽コース全員・2年バレエコース・2年幼児教育コースの生徒を対象に、現在も国内外で活躍されている名ソプラノ歌手の松本美和子先生にご来校いただき、「公開レッスン&コンサート」を実施しました。
3年音楽コース声楽専攻の生徒2名への内容の濃い公開レッスンの後、松本美和子先生が特別演奏としてドボルザーク作曲『ジプシーの歌』より「わが母の教えたまいし歌」とプッチーニ作曲オペラ『ジャンニスキッキ』より「私のいとしいお父さん」の2曲を披露してくださいました。
その時の歌う前の先生の言葉が大変印象的で、日音のどのコースの生徒にも聞いてほしい素晴らしいお話だったのでこの場で紹介したいと思います。是非とも心に留めておいてください。

『皆さんが、この日音で元気に勉強させてもらっているのは、親のおかげなの。
音楽やバレエなど芸術を勉強している人は、人に癒やしや楽しみや勇気を与える職業なんです。
人にそういったものをあげようと思ったら、自分の心がきれいで、いつも謙虚に謙虚に勉強して、いつも感謝の心をもって勉強しないと人に伝わらないの。
私は音楽というのは宗教と同じくらい高尚なものだと思っています。
なので今日は、ドボルザークの「わが母の教えたまいし歌」とプッチーニの「私のいとしいお父さん」の2曲を歌います。』

とお話されました。
そして、歌い終わった後に
『私は、歌手になれるとは思っていなかったんです。
子どもが好きだったので幼稚園の先生になりたいと思っていました。
でも、私は集中力だけはあって歌をうまくなりたいとたくさん勉強して歌手になりました。
人間は努力することは報われる。
絶対希望を失わないで、一つのことをやり遂げる強い気持ちをもってがんばってください。

と励ましの言葉をいただきました。

 昨年度の朝礼でお話しましたが、『もともと「一流」と呼ばれる人すべてが、元から○○の達人であった訳ではない。どんな人でも「若手」「未熟」と言われた時代がある。一流と言われる人は、「生まれてからずっと一流」なのではなく、一流になるべく自分を磨いてきたからだ。』という話をしました。
是非とも、皆さんはレッスンで学んだことを繰り返し繰り返し、日々の練習を休むことなく強い気持ちをもってがんばって大きな夢を叶えてください。
私も心から期待し、応援しています。

 以上で、私の朝礼講話を終わります。