「 基礎固め 」

 おはようございます。
まずは、令和と元号が変ってはじめての『日音祭』。少々風は強かったですが素晴らしい晴天となり、一般公開には多くの中学生を含め、約900名の来校者がありました。
そして、今年度の日音祭も、生徒・先生・保護者の三者の協力で大変活気ある文化祭とすることができたと思います。
開会式では、あいさつの中で「来場していただいた方々に『笑顔』と『感動』を持ち帰ってもらえるような文化祭に」と話しましたが、その目標を十分達成できたと思います。今年度もコースや部活動のクオリティーの高いステージ発表はもとより、展示や模擬店、イベントコーナー等、様々な場面で日音生として輝く活躍を見ることができ、多くのご来賓の方々からたくさんのお褒めの言葉をいただくことができました。
 特に、ステージ発表では、私がいつもお話しているとおり、普段の各コース(音楽・幼児教育・バレエ・舞台芸術)のレッスンや授業の集大成としてのパフォーマンスに対して、多くの方々から大きな拍手と声援をいただくことができたことは、一人ひとりの大きな夢の実現に向けて更なる励みや自信に繋がったことと思います。
中には、「あそこは自信があってもっとできたのに!」とか「何でいつもできているところをミスしたんだろう?」など、自分自身が思っていたよりうまくいかなかったなと感じた人もいるかもしれません。
そんな後悔や悔しさをバネにして、もっと本番に強くなれるように「これから毎日毎日もっと練習しよう!」と心に誓った人もいるかもしれませんね。
有言実行でも不言実行でも構いません。是非とも実行してみてください。
 さて、今日は、そんな日音祭の本番が終わった後なので、あらためて「基礎固め」というお話をしたいと思います。

基礎固めとは?
基礎の部分を作ること、基本的な部分の訓練をしっかり行うこと、などを意味する表現。

音楽などの芸術の世界やスポーツの世界に限らず、あらゆる物事において“基礎”というものは、最も大切なものの一つであり、今まで多くの先生方からその重要性について指導されてきたと思います。
基礎がしっかりしていればいるほど、より高い到達点を臨めるし、堅実な基礎あってこそであると言われてきているでしょう。そして、プロとして成功しているプレーヤーは、皆んなこの基礎を毎日休まず続けてきているのも事実です。
 皆さんの中には、基礎練習よりも曲の練習や踊る練習をした方が早くない?と考えている人もいるのではないでしょうか。
では、なぜ「基礎固め」が必要なのか、意味を理解してやるのと理解しないでやるのとでは大きく違うと思い、私自身、あらためて様々な文献を読んで考えてみました。

演奏・踊る・演技したりするための体作り
 上手く演奏したり、踊ったり、演技したりするために「必要な筋肉」が必ず存在します。
 「音楽」のイメージからは筋肉や運動といった言葉が非常に縁遠いように感じる方もいるかもしれませんが、本当に良い音・踊り・演技のためにはまず体づくりが大事です。
演奏・踊る・演技したりする時の対応力の強化ができる
 先生から与えられた曲や踊り・演技で、今の状況ではとても難しいと感じたときなど、毎日の基礎練習のレベルの上達により、すんなりと対応できるようになっていきます。
最終的な演奏・踊る・演技のクオリティが上がる
 演奏・踊る・演技も基礎練習の塊で構成されているとも考えられます。普段の基礎練習で様々な課題をクリアできていれば、いざパフォーマンスで同じような課題が出た時にクリアするのも容易になることでしょう。

音楽・幼児教育・バレエ・舞台芸術の各コースごと、自分の専攻・専門の「基礎固め」をもう一度考えて、毎日実践してみてください。
また、レッスンの前日に多めに練習する人もいるようですが、自分の専攻の一日一日の練習時間が不足していないでしょうか?部活動のように試験一週間前なのでお休みなどということはありません。芸ごとは、昔から「一日休めば三日後退する」という言葉もあります。特に朝練習を「基礎固め」の時間に組み込んでください。遅刻もしなくなるというメリットもあるのではないでしょうか?

 最後に、実習生の洗足学園音楽大学(声楽専攻)と大学院(ピアノ専攻)に在籍中の二人が、今日で三週間の教育実習を終了したします。
この間、皆さんは授業ばかりでなく、クラスや学校行事「日音祭」でも大変お世話になったと思います。この後、大学に戻り学校生活を送る中で、更なる勉強を重ね、生徒から慕われる先生になってほしいと願っております。お疲れ様でした。
 では、一人ずつ感想を話していただきましょう。